2008年3月24日
今日はイースター4連休最後の月曜日です。私は土曜日に仕事をしましたが、それでも3日間休めて良かったです。今書いている本の仕事もはかどりました。
人民解放軍が、チベットや四川省に兵力を増強する中、ドイツ外務省もだんだん中国批判のトーンを強めてきました。
今日はドイツの外務大臣が初めて、中国政府の情報封鎖をはっきり批判しました。
これまで中国政府に何回も拘束されている「Die
Zeit」紙の 中国特派員Georg Blume記者も、チベットから退去させられました。
大紀元は、四川省で殺されたと見られる僧侶の写真を掲載しています。
前回の暴動の時に比べると、ネットが発達しているので、現場写真が多く流出しているように思えます。
チベット人の世界的な抗議が広がることも確実でしょう。
先週ミュンヘンでも、中国総領事館がデモ隊に襲撃されて、五星紅旗が焼かれた他、建物の外壁に抗議のスローガンがスプレーで吹き付けられました。
今日その前をジョギングしたら、MP5型短機関銃を持ったドイツの警察官が警戒していました。
中国政府としては、オリンピック開催中に、このような暴動が起きることを防ぐために、一刻も早く火種を消そうと、徹底的な弾圧に乗り出すのではないかと心配されます。
「天安門」式解決が、また繰り返されるのでしょうか。
ドイツのマスコミ、特にFAZなどのクオリティー・ペーパーでは、社説で堂々と中国批判を行い始めました。
FAZの論説委員は土曜日に、「チベット問題を武力で解決しようとする政府が、国威発揚のために催す、スポーツ大会に参加する必要があるのか」と書いています。
この新聞も、北京特派員を持っています。
言うべきことは言うという姿勢のようです。
欧州議会の議長も、「ボイコットの可能性もありうる」と公に発言しました。
今週は欧州議会がチベット問題を審議するので、一段と批判のトーンが高まるでしょう。